博打

博打 › 遊び方ガイド › 丁半 ― 二つの賽が決める、最も古い勝負

丁半 ― 二つの賽が決める、最も古い勝負

丁半 ― 二つの賽が決める、最も古い勝負

サイコロ2個の合計が偶数(丁)か奇数(半)か。ルール・確率・歴史のすべて

ルールは下で。まずは卓に着く。

¥この卓で遊ぶ ▶

壺(つぼ)の中で二つの賽が転がり、盆茣蓙の上に伏せられる。張るのは「丁」か「半」か、それだけ。 日本の賭博のなかでもっとも古く、もっとも単純で、それゆえにもっとも凄みのある勝負が丁半です。 ここでは丁半のルール、出目の確率、配当のしくみ、そしてこの遊びが生まれた背景までを解説します。

目次
  1. 丁半とはどんな遊びか
  2. 遊び方は三手順
  3. 丁と半の出目一覧
  4. 確率は正確に五分五分
  5. 配当と寺銭のしくみ
  6. 盆茣蓙と壺振りの歴史
  7. 丁半の用語
  8. 勝負の組み立て方
  9. よくある質問

丁半とはどんな遊びか

丁半(ちょうはん)は、サイコロ2個の合計が偶数なら「丁」、奇数なら「半」という、 たったそれだけの賭けです。役も手札もなく、腕前が入り込む余地もありません。 壺振りが壺を伏せ、客が丁か半に張り、壺が開く。勝負は数秒で終わります。

単純だからこそ、丁半は金額と度胸の勝負になります。時代劇や任侠映画で 「丁か半か」と声が飛ぶ場面が印象的なのは、この遊びが技術ではなく覚悟を映すからです。

遊び方は三手順

  1. 丁か半を選ぶ — 合計が偶数だと思えば丁、奇数だと思えば半に張ります。
  2. 賭け金を決めて勝負 — 賭け金はこの時点で引かれます。
  3. 壺が開いて出目が確定 — 的中すれば賭け金の1.95倍が払い戻されます。

丁か、半か。壺はもう伏せてある。

¥この卓で遊ぶ ▶

丁と半の出目一覧

丁1+1=2 ゾロ目
丁2+4=6
丁3+5=8
半1+2=3
半3+4=7
半5+6=11
合計丁/半出方組み合わせ
2丁1-11通り
3半1-22通り
4丁1-3/2-23通り
5半1-4/2-34通り
6丁1-5/2-4/3-35通り
7半1-6/2-5/3-46通り
8丁2-6/3-5/4-45通り
9半3-6/4-54通り
10丁4-6/5-53通り
11半5-62通り
12丁6-61通り
ゾロ目は必ず丁。同じ数字を二つ足せば必ず偶数になるからです。1-1も6-6も丁。 逆に「偶数と奇数」の組み合わせなら必ず半になります。

確率は正確に五分五分

サイコロ2個の目の出方は全部で6×6=36通り。合計が偶数になるのは 1+3+5+5+3+1=18通り、奇数も2+4+6+4+2=18通り。 つまり丁と半はきっかり半分ずつで、どちらかが出やすいということはありません。

合計7がもっとも出やすい(6通り)のは事実ですが、7は半のひとつにすぎず、 半全体が有利になるわけではない点に注意してください。

配当と寺銭のしくみ

丁半の配当は本来「当たれば倍」、つまり2.00倍です。そこから胴元の取り分である 寺銭(てらせん)が引かれます。博打では勝ち分にのみ5%の寺銭がかかり、 払戻しは賭け金の1.95倍。負けたときに追加で取られることはありません。

賭け金的中時の払戻し手取りの儲け
¥100¥195+95 ¥
¥1,000¥1,950+950 ¥
¥10,000¥19,500+9,500 ¥

盆茣蓙と壺振りの歴史

丁半が広く行われるようになったのは江戸時代です。賭場は「鉄火場」と呼ばれ、 畳に敷かれた盆茣蓙(ぼんござ)を囲んで客が座りました。壺皿に賽を入れて振り、 伏せる役が壺振り。場を開くことを「開帳」といい、 仕切る者が胴元です。

博徒(ばくと)と呼ばれる者たちが賭場を仕切り、寺銭で生計を立てました。 のちの任侠映画が繰り返し描いたのは、この盆茣蓙の緊張感です。背中の彫り物を見せて座る男たち、 読み上げられる「丁方ないか、半方ないか」という声——丁半は日本の賭博文化の原型といえます。

丁半の用語

語読み意味
丁ちょう合計が偶数
半はん合計が奇数
壺振りつぼふり壺皿で賽を振り、伏せる役
盆茣蓙ぼんござ賽を振る場に敷く茣蓙。賭場そのものも指す
寺銭てらせん胴元の取り分。勝ち金から引かれる
ゾロ目ぞろめ二つの賽が同じ目。必ず丁

さらに詳しくは賭博用語集をご覧ください。

勝負の組み立て方

丁半に必勝法はありません。確率が五分五分で固定されている以上、どちらに張るかで期待値は変わらないからです。 工夫できるのは金額の配分だけになります。

負けたら倍額を張る(マーチンゲール)といった方法は、資金が無限にある場合にしか成立しません。 実際には連敗が数回続いただけで賭け金は跳ね上がり、上限や残高にぶつかって破綻します。 一回の賭け金を資金の数%に抑え、あらかじめ決めた回数で切り上げるほうが、賭場に長く座っていられます。

よくある質問

丁半で丁と半の確率は本当に五分五分ですか。

サイコロ2個の合計が偶数になる目は36通り中18通り、奇数も18通りです。したがって理論上の確率は正確に50%ずつで、どちらかが出やすいということはありません。ただし払戻しには寺銭がかかるため、長く続ければ賭けた総額は少しずつ目減りします。

ゾロ目は丁ですか、半ですか。

ゾロ目(1-1、2-2など)は必ず「丁」です。同じ数を2つ足せば必ず偶数になるためで、「ゾロ目はいつも丁」と覚えておけば迷いません。

「寺銭」とは何ですか。

胴元(主催者)が取る手数料のことです。博打では勝ち金からのみ差し引くのが習わしで、丁半では勝ち分に対して5%。そのため的中時の払戻しは賭け金の2.00倍ではなく1.95倍になります。

前の出目から次の目を読むことはできますか。

できません。サイコロの各回は独立していて、直前に丁が何回続いたかは次の目に影響しません。「そろそろ半が出るはず」という考え方(ギャンブラーの誤謬)は数学的に誤りです。

関連記事

チンチロリン
チンチロリン
3つの賽で親に挑む。役と確率
本引き
本引き
一枚の札を当てる、七種の張り方
賭博用語集
賭博用語集
盆茣蓙・胴元・鉄火場——賭場の言葉
博打での実測還元率 91.7%

丁半の出目そのものは偶数18通り・奇数18通りの五分五分ですが、寺銭5%と運営による結果調整を含めた実際の平均還元率は次のとおりです。
この数値は、運営による結果の調整を含んだ長期平均の実測値です (モンテカルロ・シミュレーション、2026-09-20 測定)。調整の内容と全ゲームの実測値は 利用規約 第3条の2 に記載しています。短期の勝ち負けは この数値から大きく外れます。

この卓で遊ぶ ▶

¥賭場へ ▶