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花札こいこい ― 取るか、伸ばすか

花札こいこい ― 取るか、伸ばすか

48枚の札、役の一覧、そして「こいこい」の判断

ルールは下で。まずは卓に着く。

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花札48枚。手札8枚、場札8枚。同じ月の札を合わせて取り、役を組む。 こいこいは、日本の賭博のなかで唯一といっていいほど腕前が結果を左右する遊びです。 取るか、続けるか——「こいこい」と声をかけるその一瞬に、この遊びの全部があります。

目次
  1. こいこいとは
  2. 勝負の流れ
  3. 役の一覧
  4. 文数と配当
  5. こいこいか、上がりか
  6. 決着の形
  7. 取り方の細かい決まり
  8. 花札という道具
  9. よくある質問

こいこいとは

こいこいは花札を使った二人勝負です。手札の札を場に出し、同じ月(花)の札と合わせて取る。 取った札で役ができたら、そこで上がるか、「こいこい」と宣言して続けるかを選びます。

博打では相手は若い衆(親)です。先に役を作られたらその場で負け—— だからこそ、役ができた瞬間の判断が勝負を決めます。

勝負の流れ

  1. 賭け金を決めて配る — 花札8枚、場札8枚が並びます。
  2. 札を出して同じ月を取り、山札を1枚めくる — めくった札も同じ月があれば取れます。
  3. 役ができたら「上がり」か「こいこい」 — 確定させるか、伸ばしにいくか。

役の一覧

松に鶴
松に鶴一月の光
桜に幕
桜に幕三月の光
芒に月
芒に月八月の光
柳に小野道風
柳に小野道風雨の光
桐に鳳凰
桐に鳳凰十二月の光

この五枚を揃えれば五光、10文。柳(雨)が混ざると点は下がる。

光役

役条件文数
五光光札5枚すべて10文
四光光札4枚・雨(柳)なし8文
雨四光光札4枚・雨入り7文
三光光札3枚・雨なし5文

種(タネ)役

役条件文数
猪鹿蝶猪・鹿・蝶の3枚5文〜(追加1枚ごとに+1文)
花見で一杯桜に幕 + 菊に盃5文
月見で一杯芒に月 + 菊に盃5文
タネ種札5枚1文〜(以降 +1文)

短冊・カス役

役条件文数
赤短松・梅・桜の赤い短冊5文
青短牡丹・菊・紅葉の青短冊5文
タン短冊5枚1文〜(以降 +1文)
カスカス10枚1文〜(以降 +1文)
松の赤短
松の赤短
梅の赤短
梅の赤短
牡丹の青短
牡丹の青短
菊に盃
菊に盃カスも兼ねる
牡丹に蝶
牡丹に蝶猪鹿蝶の蝶

文数と配当

役の点数は「文(もん)」で数え、合計の文数が払戻しの倍率になります。役は重ねて加算できます。

文数倍率
1文×1
2文×1.5
3文×2
4〜5文×2.5
6文×3
7文×4
8文×5
9文以上×6(上限)

札は配られている。取るか、伸ばすか。

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こいこいか、上がりか

役ができたときの選択が、この遊びの核心です。

選択内容代償
上がりその場で確定。文数の倍率で払戻し継続料は全額返還
こいこい上がらずに続行し、点数を伸ばす賭け金と同額の継続料。最大2回まで

9文以上は倍率が上限(×6)に達しているため、こいこいは選べません。伸ばす意味がないからです。 また、こいこいできるのは花札と山札が残っている間だけです。

こいこいの損得。続行すれば点数は伸びますが、 その間に若い衆に役を作られれば賭け金も継続料も没収されます。 残り札が少ないほど自分の伸びしろは小さく、危険だけが残ります。「取れるうちに取る」が基本です。

決着の形

決着内容賭け金
上がり自分の役で確定文数の倍率で払戻し
親の役若い衆に先に役を作られた賭け金・継続料とも没収
流れ札が尽きて両者役なし賭け金は返還(継続料は没収)
投了途中で降りる戻らない

取り方の細かい決まり

場に同じ月の札が2枚あればどちらを取るか選べます。 3枚あれば4枚まとめて総取りです。

柳の光(雨)が混ざると光役の点数は下がります。菊に盃は種札でありながらカスも兼ねるため、 カス役の枚数にも数えられます。手番の持ち時間は45秒、時間切れは「上がり」を自動で選びます。

花札という道具

花札は、16世紀に伝わった南蛮カルタが度重なる禁令をくぐり抜けるなかで、 数字を捨てて十二か月の花鳥をまとった姿に変わったものです。 松、梅、桜、藤、菖蒲、牡丹、萩、芒、菊、紅葉、柳、桐—— 札を覚えることは、そのまま日本の四季を覚えることでもあります。

明治22年(1889年)、京都で花札の製造を始めた会社が、のちの任天堂です。 賭博の道具として生まれた札が、世界最大の遊戯会社の出発点になりました。

よくある質問

「こいこい」とはどういう意味ですか。

役ができたときに、上がらずに勝負を続けることです。点数を伸ばせる一方、続行中に相手(若い衆)に役を作られるとその場で負けになります。博打では継続料として賭け金と同額が必要で、続けられるのは最大2回までです。

五光と四光と雨四光の違いは何ですか。

光札5枚すべてが五光で10文。光札4枚のうち柳(雨)を含まないものが四光で8文、柳の光を含むものが雨四光で7文と下がります。三光(雨なし3枚)は5文です。

役ができても上がらないほうがよい場面はありますか。

点数と残り札の量で決まります。9文以上は倍率が上限(×6)に達しているため、こいこいしても増えません。手札と山札が少なくなってからのこいこいは、相手に役を作られる危険だけが残ります。

引き分けになったら賭け金はどうなりますか。

花札が尽きて両者とも役がない「流れ」の場合、賭け金は返還されます。ただし、こいこいで支払った継続料は返りません。途中で降りた場合(投了)は賭け金も戻りません。

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博打での実測還元率 89.7%

こいこいは打ち手の判断で結果が変わる遊びですが、標準的な打ち方での長期平均と運営による結果調整を含めた実際の還元率は次のとおりです。
この数値は、運営による結果の調整を含んだ長期平均の実測値です (モンテカルロ・シミュレーション、2026-09-20 測定)。調整の内容と全ゲームの実測値は 利用規約 第3条の2 に記載しています。短期の勝ち負けは この数値から大きく外れます。

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