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スロット台が並ぶ賭場の広間と、卓を囲む客たち

スロット ― 二台の台と、その配当表

3×3・8ラインの「百鬼夜行」と、盤を組み替えて出入りを張る「仁義なき出入り」

ルールは下で。まずは店頭へ。

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博打のスロット広間には台が二つ置いてあります。 ひとつは絵柄をそろえる昔ながらの台「百鬼夜行」。 もうひとつは盤を組み替えて出入り(けんか)を張る「仁義なき出入り」。 見た目は近所同士ですが、金の入り方はまるで違います。順に解説します。

目次
  1. 二台のちがい
  2. 百鬼夜行 ― 3×3・8ライン
  3. ラインと賭け金の考え方
  4. 絵柄と配当
  5. そろう確率
  6. 仁義なき出入り ― 盤を組み替える台
  7. 得物と連撃
  8. 首代 ― 金が入る瞬間
  9. どちらを選ぶか
  10. スロットの来歴
  11. スロットの用語
  12. よくある質問
  13. 関連記事

二台のちがい

 百鬼夜行仁義なき出入り
盤3×3(9マス)6×5(30マス)
やること回す。そろえば当たり隣り合う二つを入れ替えて、3つ以上を一列に
腕の入る余地なし(運のみ)あり(手を読むほど伸びる)
賭け金100円単位・自由1,000円(固定)=1クレジット
金の入り方そろったラインの倍率相手を倒したときの首代
ゲーム内の還元率表示89.8%94.8%

百鬼夜行 ― 3×3・8ライン

3つの列に3つずつ、合わせて9マス。同じ絵柄が3つ一列にそろえば当たりです。 一列とは、横3本・縦3本・斜め2本の合計8ライン。全部が常に有効で、選ぶ必要はありません。

中央のマスは4本のラインに関わります。横の真ん中・縦の真ん中・斜め2本。 中央に強い絵柄が止まると、一度に複数のラインが成立することがあります。そろったラインはすべて合算です。

ラインと賭け金の考え方

ここが他所のスロットと違うところです。入力した賭け金が、そのスピンの支払いのすべて。 8ラインだから8倍払う、という仕組みではありません。

項目この台では
ライン8本すべて常に有効。選択不要
賭け金スピン1回の合計。100円単位、上限なし(残高まで)
倍率下の配当表は賭け金(合計)に対する倍率
2つ揃い配当なし。常に3つ必要
自動回し×10/×50/×100/∞。もう一度押せば停止

絵柄と配当

1ラインそろったときの、賭け金に対する戻りです。

絵柄出やすさ(重み)戻り100円なら
妖怪妖怪5/69(最も出にくい)×50¥5,000
七七6/69×25¥2,500
小判小判7/69×12¥1,200
鈴鈴8/69×8¥800
扇扇9/69×4¥400
桜桜12/69×2¥200
札札22/69(最も出やすい)×1¥100(返却)
「札」がそろっても増えません。×1は賭け金がそのまま戻るだけです。 いちばん出やすい絵柄をこの位置に置くことで、当たりの頻度は高く、けれど増えるのは上の絵柄だけ、という手触りになっています。

そろう確率

9マスはそれぞれ独立に決まり、絵柄の出やすさは上の重み(合計69)のとおりです。 ここから、1本のラインについて計算できます。

できごと1ラインあたりの確率
何かがそろう約 4.35%(約23回に1回)
妖怪が3つ(×50)約 2,628回に1回
七が3つ(×25)約 1,521回に1回
札が3つ(×1・返却)約 31回に1回

1回のスピンでは8本のラインが同時に走るので、そろうラインの数は平均して0.35本。 3回に1回くらい何かが光り、そのほとんどは札か桜、という勘定になります。

この台の89.8%は、配当表と絵柄の出やすさだけから計算した値と一致します。 千両箱(ジャックポット)は置いていません。当たりは配当表がすべてです。

台は二つ。まずは覗いてみる。

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仁義なき出入り ― 盤を組み替える台

こちらは回りません。6列×5段の盤に得物(武器)が並び、 隣り合う二つを入れ替えて、同じ得物を縦か横に3つ以上そろえます。 そろった得物は前に並んだ五人に叩き込まれ、割れた分の上から新しい盤が落ちてきます。

項目この台では
1回の値段1,000円=1クレジット=ひと勝負(金額は選べません)
クレジットが減るとき①線ができない入れ替えをした ②もう繋がる手が無い(手詰まり)
続く条件入れ替えるたびに線ができるかぎり、何度でも無料で続く
L字・T字交差した線はまとめて一撃。つながるほど強い
終わったら次のクレジットには新しい盤が配られます

得物と連撃

得物ごとにダメージが違います。1タイルあたりの数値です(3つそろえば3倍から)。

得物ダメージひとこと
拳銃拳銃75一撃が最も重い。盤には少ない
日本刀日本刀48次に重い
金属バット金属バット33—
火炎瓶火炎瓶30五人全員に当たる。盤でいちばん珍しく、単発は軽いが面で効く
鉄パイプ鉄パイプ24—
メリケンメリケン16.5—
匕首匕首12最も出やすい
小判小判ジョーカーどの得物の代わりにもなり、1枚につき一撃が倍(2枚で×4)

盤が落ちて続けて線ができると連撃が乗ります。

連撃123456789
倍率×1×1.3×1.7×2.2×2.8×3.5×4.5×6×8

狙いは無作為です。誰に当たるかは選べません(火炎瓶だけは全員)。

首代 ― 金が入る瞬間

この台でいちばん大事な決まりごとです。削っただけでは1円も入りません。

与えたダメージは、その相手の首代(くびだい)に積まれていきます。 そして倒した瞬間に、積まれた首代がまとめて懐に入る。 倒しきれなかった相手の首代は消えず、次の勝負まで残ります。

相手体力首代(1,000円のとき)
チンピラ50約 22円
舎弟120約 52円
兄貴260約 112円
若頭520約 225円
組長1,000約 432円

相手はつねに五人。倒れればすぐ次が出てきます(小物ほど戻りが早く、組長は滅多に出ません)。

一体倒して終わりでは足が出ます。上の表のとおり、五人まとめて倒しても1,000円には届きません。 この台で元が取れるのは、線をつなぎ続けて一つのクレジットで何体も倒したときだけです。 外した瞬間にクレジットが終わる——という作りは、そのためにあります。

通りすがり

たまに路地を通る者がいます。成金(×8・体力90)と、ごく稀に大富豪(×20・体力200)。 居座るのは3〜5回の入れ替えのあいだだけです。

通りすがり体力倒したときの首代逃げられたら
成金90(×8)約 311円積んだ分は消える
大富豪200(×20)約 1,729円積んだ分は消える

体力の割に首代が大きいのは、当てたダメージに倍率が掛かって積まれるためです。 ただし倒しきれずに去られたら、積んだ分はまるごと消えます。出たら最優先で狙うべき相手です。

還元率について。仁義なき出入りは腕で戻りが変わる台です。 ゲーム内の表示は94.8%ですが、これは最善手を打ち続けることを前提にした数値で、 外し方が多いほど実際の戻りは下がります。運だけで決まる百鬼夜行とは、この点が根本的に違います。

どちらを選ぶか

百鬼夜行は考えることが何もない台です。賭け金を決めて回すだけ。 自動回しを使えば、ほかの卓を眺めながら流しておくこともできます。振れ幅は妖怪(×50)が出るかどうかで決まります。

仁義なき出入りは手を読む台です。どの入れ替えがいちばん多く線を作るか、 落ちてきたあとに連撃がつながるか、通りすがりが出ているなら誰を殴るか。 1,000円固定なので、賭け金で調整することはできません。そのかわり、上手いほど長く回せます。

どちらにも共通すること。スロットは賭け金の配分でしか身を守れません。 一回の賭け金を持ち金の数%に抑え、回数を決めて切り上げる。これはどの台でも同じです。

スロットの来歴

1891年、ニューヨークのシットマン&ピット社が5つのドラムにトランプを貼った賭博機を作り、 1895年ごろサンフランシスコのチャールズ・フェイが、3つのリールと自動払い出しを備えた リバティ・ベルを完成させます。鈴(ベル)が三つそろえば最高配当—— 博打の台に鈴があるのは、この最初の一台の名残です。

日本ではこの仕組みがパチスロとして独自に育ちました。 博打の百鬼夜行が「3つそろい」だけを見るのも、札(ハズレ絵柄)が賭け金を返すのも、その系譜です。 仁義なき出入りのほうは、盤を組み替えて消す現代の遊びを、賭場の言葉で仕立て直したものです。

スロットの用語

語意味
ペイラインそろい方を数える線。百鬼夜行は横3・縦3・斜め2の8本
配当表(ペイテーブル)絵柄ごとの倍率の表。スロットの損得はここがすべて
重み絵柄の出やすさ。百鬼夜行は合計69のうち何枚か、で決まる
ジョーカーどの絵柄の代わりにもなる札。仁義なき出入りの小判がこれ
連撃盤が落ちて続けて線ができること。倍率が乗る
首代相手に積まれた金。倒して初めて入る
還元率賭けた総額に対して長期的に戻る割合

さらに詳しくは賭博用語集をご覧ください。

よくある質問

スロットのラインは自分で選ぶのですか。賭け金はライン数ぶん増えますか。

百鬼夜行の8ライン(横3・縦3・斜め2)は常に全て有効で、選ぶ必要はありません。賭け金はスピン1回の合計額で、ライン数で8倍になることもありません。入力した金額が、そのスピンの支払いのすべてです。

2つ揃いでも配当はもらえますか。

もらえません。百鬼夜行は同じ絵柄が3つ一列にそろったときだけ配当が出ます。2つ揃いに配当はなく、そのかわり最も出やすい「札」が3つそろえば賭け金がそのまま戻る(×1)ようになっています。

百鬼夜行の配当はいくらですか。

1ラインそろったときの、賭け金に対する戻りです。妖怪50倍、七25倍、小判12倍、鈴8倍、扇4倍、桜2倍、札1倍(返却)。複数のラインが同時にそろえば合算されます。100円で七を3つそろえれば2,500円です。

スロットの還元率はいくつですか。

百鬼夜行は89.8%です。この数字は絵柄の出やすさと配当表だけから計算した値と一致します。仁義なき出入りは打ち方で戻りが変わる台で、ゲーム内では94.8%と表示しています。

「仁義なき出入り」はスロットなのですか。

回転する絵柄の台ではなく、盤の隣り合う二つを入れ替えて同じ得物を3つ以上そろえる台です。1,000円で1クレジットを買い、線がつながり続けるかぎり何度でも入れ替えられます。外すか、もう繋がる手が無くなった時点でそのクレジットが終わります。

仁義なき出入りでは、いつ金が入るのですか。

相手を倒した瞬間です。与えたダメージはその相手の「首代」に積まれていき、倒したときにまとめて入ります。削っただけでは1円も入りませんが、削りかけの首代は消えず次の勝負まで残ります。相手の値打ちは体力に比例し、チンピラがおよそ22円、組長がおよそ432円です(1,000円=1クレジットのとき)。

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百鬼夜行の実測還元率 89.8%

百鬼夜行のこの数値は、絵柄の出やすさ(重み合計69)と配当表だけから計算した値と一致します。 仁義なき出入りは打ち方で戻りが変わるため一つの数字では表せず、ゲーム内では94.8%と表示しています。
博打の還元率は運営による結果の調整を含んだ長期平均の実測値です (モンテカルロ・シミュレーション、2026-09-20 測定)。調整の内容と全ゲームの実測値は 利用規約 第3条の2 に記載しています。短期の勝ち負けは この数値から大きく外れます。

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