博打 › 遊び方ガイド › ルーレット ― 一回転に全員が乗る

0〜36の単一ゼロ。配当・確率・ゼロの意味を、この卓の実装どおりに
円盤が回り、玉が逆に走り、やがて一つのマスに落ちる。 賭けるのは数字でも、色でも、半分でもいい——決まるのは一回転だけです。 ここでは博打のルーレットのルール、配当、当たる確率、そしてゼロという一マスが何をしているのかを、 実際にこの卓で動いている仕様のまま解説します。
ルーレット(roulette=フランス語で「小さな輪」)は、0から36までの37マスを刻んだ円盤に玉を投げ、 どのマスに落ちるかを当てる遊びです。博打の卓はヨーロピアン式(単一ゼロ)—— アメリカ式の「00」はありません。
いちばんの特徴は、卓の全員が同じ一回転を見ることです。 丁半で壺がひとつしかないのと同じで、出た数字は一つ。誰かだけ別の結果になることはありません。 賭け時間は15秒。一人で座っていても15秒あります。
円盤の並びは実際のヨーロピアン・ルーレットと同じで、緑の0をひとつ挟んで赤と黒が交互に続きます。 数字は隣り合う順に並んでいません——「17の隣は34と25」というように、盤上の位置と数字の大小は無関係です。
下の倍率は賭け金を含めた戻りです。100円を張って「×36」なら、手元に3,600円が返ります (儲けは3,500円)。外れた分は戻りません。
| 賭け方 | 覆うマス | 戻り | 当たる確率 |
|---|---|---|---|
| ストレート | 数字1点(0も可) | ×36 | 1/37=2.70% |
| スプリット | 隣り合う2点(0-1・0-2・0-3も可) | ×18 | 2/37=5.41% |
| コーナー | 四角に接する4点 | ×9 | 4/37=10.81% |
| 0-1-2-3 | ゼロ側の4点(フォーナンバー) | ×9 | 4/37=10.81% |
| ダズン | 1-12/13-24/25-36 | ×3 | 12/37=32.43% |
| コラム | 縦一列の12点 | ×3 | 12/37=32.43% |
| 赤/黒 | 色で18点 | ×2 | 18/37=48.65% |
| 奇数/偶数 | 奇偶で18点(0は除く) | ×2 | 18/37=48.65% |
| 1-18/19-36 | 大小で18点 | ×2 | 18/37=48.65% |
赤は18個。残りの18個が黒で、0だけが緑です。
ルーレットの配当は、0が無かったときにちょうど釣り合うように組まれています。 ストレートは36マス中の1点だから36倍、赤黒は半分だから2倍——という具合です。 ところが実際のマスは37個ある。この一マスぶんが、そのまま家の取り分になります。
| 賭け方 | 計算 | 払い戻し率 |
|---|---|---|
| ストレート | 1/37 × 36 | 97.30% |
| コーナー | 4/37 × 9 | 97.30% |
| ダズン・コラム | 12/37 × 3 | 97.30% |
| 赤黒・奇偶・大小 | 18/37 × 2 | 97.30% |
どの行も同じ数字になります。これがルーレットという遊びの設計で、 賭け方を選んでも有利不利は動かないということです。動くのは当たる頻度と一撃の大きさ、つまり振れ幅だけ。
0は赤でも黒でもなく、奇数でも偶数でもなく、1-18にも19-36にも入りません。 つまり0が出た瞬間、外側(アウトサイド)の賭けはすべて外れです。
当たるのは三つだけ——0に置いたストレート(×36)、0を含むスプリット 0-1・0-2・0-3(×18)、 そして 0-1-2-3 のコーナー(×9)です。
ルーレットの解説を読んで来た人が探しがちなもののうち、博打の卓で実装していないものを正直に並べます。
期待値が賭け方で変わらない以上、考えるべきはどれくらいの振れ幅に耐えるかだけです。
赤黒のような半々の賭けは、当たりはするが増えない。ストレートは37回に1回しか来ないかわりに一撃が36倍。 同じ1,000円でも、10か所に100円ずつ散らすのと1点に1,000円置くのとでは、同じ卓とは思えないほど時間の流れが変わります。 複数のマスに同時に置けるので、外側で足場を作りながら数点だけ数字を狙う、という組み方もできます。
ただし、どう配ってもゼロの一マスは消えません。負けたら倍を張るマーチンゲールは資金が無限のときだけ成立する方法で、 連敗が数回続けば賭け金は跳ね上がり、残高が先に尽きます。 一回の賭け金を持ち金の数%に抑え、回数を決めて切り上げるほうが、卓に長く座っていられます。
回る円盤に賭ける遊びは18世紀のフランスで形になりました。当時の盤には0と00の二つの緑があり、 その二マスが胴元の取り分でした。
1843年、ドイツのバート・ホンブルクでフランソワ・ブランとルイ・ブランの兄弟が00を外した盤を出します。 客の取り分が増えた卓に人が流れ、この形が後にモンテカルロへ渡って「ヨーロピアン・ルーレット」と呼ばれるようになりました。 一方アメリカでは00が残り、今日まで二つの緑のまま。博打の卓が採っているのは、客側に一マスぶん優しいヨーロピアン式です。
日本の賭場では長らく丁半や本引きのように、 道具が小さく、畳の上で成立する遊びが選ばれてきました。回る円盤は場所も金も要る—— ルーレットが日本語で語られるようになったのは、ずいぶん後のことです。
| 語 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| ディーラー | — | 玉を投げ、卓を仕切る役。日本の賭場でいう壺振りにあたる |
| インサイドベット | — | 数字そのものに置く賭け(ストレート・スプリット・コーナー) |
| アウトサイドベット | — | 外枠に置く賭け(赤黒・奇偶・大小・ダズン・コラム) |
| ストレート | — | 数字1点に置く。この卓では×36 |
| ダズン | — | 12個ずつの三区分。×3 |
| ペイアウト | — | 払い戻し。この記事の倍率は賭け金を含んだ戻り |
| ハウスエッジ | — | 家の取り分。ルーレットではゼロのマスがそれにあたる |
さらに詳しくは賭博用語集をご覧ください。
博打のルーレットでは、賭け金を含めた戻りでストレート(数字1点)が36倍、スプリット(2点)が18倍、コーナー(4点)が9倍、ダズンとコラムが3倍、赤黒・奇偶・大小が2倍です。100円をストレートに張って当たれば3,600円が戻ります。
全額外れです。0は赤でも黒でもなく、奇数でも偶数でもなく、1-18にも19-36にも入りません。半分返す「ラ・パルタージュ」や次回に持ち越す「アン・プリゾン」は博打では採用していないため、0が出た時点で外側の賭けは没収されます。当たるのは0に張ったストレートと、0を含むスプリット・コーナー(0-1-2-3)だけです。
アメリカン・ルーレットには0と00の二つの緑があり、マス目が38個になります。配当は同じなので、緑が一つ多いぶんだけ客の取り分が減ります。博打のルーレットは0だけのヨーロピアン式(37マス)です。
期待値で見ればどれも同じです。ストレートは1/37で36倍、赤黒は18/37で2倍と、配当と確率がきれいに釣り合うように組まれているため、賭け方を変えても有利不利は生まれません。変わるのは当たる頻度と一撃の大きさ、つまり振れ幅だけです。
通用しません。負けるたびに倍を張る方法は資金が無限にあるときにしか成立せず、実際には数回の連敗で賭け金が跳ね上がり、残高が先に尽きます。回転ごとの結果は独立しているため、「赤が続いたから次は黒」という読みも成立しません。
はい。ルーレットは卓の全員で一回転を共有します。15秒の賭け時間が締め切られると玉が投げられ、出た数字ひとつで全員の勝敗が決まります。誰かが別の数字を見ているということはありません。
ルーレットの配当そのものは37マスに対して釣り合うように組まれていますが(どの賭け方でも払い戻し率97.30%)、
運営による結果調整を含めた実際の平均還元率は上の数値です。
この数値は、運営による結果の調整を含んだ長期平均の実測値です
(モンテカルロ・シミュレーション、2026-09-20 測定)。調整の内容と全ゲームの実測値は
利用規約 第3条の2 に記載しています。短期の勝ち負けは
この数値から大きく外れます。